2015年07月19日
ルリ子、 旭、裕次郎を語る
< 小林 旭 石原裕次郎への想いを語る
浅丘 ルリ子 日本経済新聞社 「私の履歴書」 (7月末まで連載)
によせて。
ノンキー・コバヤシ
河岸をかえて
天神にある行きつけの酒場は、さまざまな人たちで毎夜にぎわっていた。
酔えばハーモニカを吹くU興産のM部長と「ベサメ・ムーチョ」などをギターで合奏したが、
白波を浴びて、ご機嫌のハーモニカ部長はミスが多いため、
「もゆ~るくちづけ~、も~いちど~♪」と、ハーモニカを吹かずに歌いだす。
プロ野球を引退した新庄剛志君の親爺さんもここの常連で、飲み仲間であった。
裕次郎を弾いていると、
「俺は旭のほうが好きやった、何かできん?」
「ギターを抱えた渡り鳥は?」
「ヨカネー、俺はリヤカーしか引っきらんけん歌うバイ!」
「あかい~、ゆうひを~、せ~にうけて~♪」、
調子がでてきて
「京都にいるときゃ~、♪ ~ む~かしの、なまえ~で ♪ 」
と・・・・・づづき ・・・・・・、
いつものように、いい酒呑み仲間たちと 、天神1丁目の夜は更けていった。
今は亡き、好漢 新庄 英敏に捧ぐ・・・・・・・
小林 克彦
リードギター弾き
1947年 福岡生まれ
立命館大学 産業社会学部卒
大手広告代理店でアカウント&メディア・ディレクター
現在、キャリアコンサルタントとして再就職サポートや
セミナー講師で活動中