いつものように 女ひとり なかす夜 ・・・

横丁文化倶楽部

2012年12月01日 19:47

 貴方来るのを 待ちわびて
 グラスに涙 ためて呑む 女ひとり 女ひとり なかすあめ 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 スーツを着た女性記者が                        

 「本当は Tシャツにジーンズで出来る仕事がしたいんです」
 とママにこぼしていたら・・・  

 隅の席から あの声が聞こえた。

          「なんにも着ない仕事はどうですか?」


  若松孝二は いつものように にこやかにほほえんでいた。
 
  過激な映画を撮り続けた人、反権力の姿勢を貫いた。             
 「誰でも差別なく受け入れてくれたから」と愛した新宿ゴールデン街での一夜。

 12月1日日経新聞夕刊 「遠みち 近みち」編集委員古賀重樹氏記より<抜粋>

 
 
 

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