いつものように 女ひとり なかす夜 ・・・
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貴方来るのを 待ちわびて
グラスに涙 ためて呑む 女ひとり 女ひとり なかすあめ
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スーツを着た女性記者が
「本当は Tシャツにジーンズで出来る仕事がしたいんです」
とママにこぼしていたら・・・
隅の席から あの声が聞こえた。
「なんにも着ない仕事はどうですか?」
若松孝二は いつものように にこやかにほほえんでいた。
過激な映画を撮り続けた人、反権力の姿勢を貫いた。
「誰でも差別なく受け入れてくれたから」と愛した新宿ゴールデン街での一夜。
12月1日日経新聞夕刊 「遠みち 近みち」編集委員古賀重樹氏記より<抜粋>
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