2021年05月15日

 そして 忘れじの人々 Pー2

人情交差点 マルヒラ 出会った人々 K.Kobayashi

 小柄な初老の豆腐屋の社長は、いつもイヤホンでプロ野球中継を聞いていた。
大型自転車の荷台に豆腐箱、白長靴でペダルを踏む姿をよく見かけた。
「近頃、かみさんに手をだすと、いやがる。そんな歳になったバイ!」と、ポツリ・・

 豊かな胸とふくよかな腰、濃いアイシャドウの大き目の中年美人。
つれは初老の男性。不釣合い? このソフィア・ローレンは、豊潤な色香をふりまいていた。
ある夜、隣合わせ,当たりさわりのない世間話をしていた。 つれの男性がトイレに・・・と、
魅入られるような大きな目が妖しく煌めいたような・・お誘い・・妄想か?

 AさんとSちゃんは、福ビルの岩田屋側前の歩道が仕事場。靴磨きと靴修理の老舗だ。
その日の稼ぎがよかったときは、中州のキャバレー「日本一の〇太郎」に出陣していた。

 Yちゃんは店の皆勤、常連客の一人で川柳が趣味新聞の入賞が嬉しい> NのY部長は、
納豆一粒で飲むという。家に帰り奥さんの料理を食べないと怒られるのか。強面だが優しい人かな。

 店の看板男の通称「チーフ」は毒舌家で、天敵のTさんと口げんかが定番コース。
毒舌はこちらにもくる。「あんたの鼻は、形から祖先はロシア貴族じゃないね。名前は〇スキーノと
かいう!」「ホー!よくご存知で!」ワッハハハ! 

 女性おひとりさまは、宝飾店のA子さん、ピアノ女性教師、黒の幅広帽子の女性、ジャズに詳しいレディが思い浮かぶ。

店のお手伝いの女性は中洲出身のMちゃん。豊かな胸の中年美人。高校生の息子がいるシングル
マザー「男は、もう必要ない!」と。過去の色々な体験が言わせるのか。楽天的で物事をよい方に考える生き方か。
 人生の達人とは、こんな人かもしれない。    K.Kobayashi
       
                             


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大刀洗の美味いが 博多駅にズラリ !
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Posted by 横丁文化倶楽部 at 10:55│Comments(0)横丁角うち人生
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